UltrasawやMetalizerなどの波形加工機能に加え、4種類の波形とサブオシレーターで音に深みを加え、シグナルチェインをスタート。Ultrasawは振幅と周期を調整でき、ノコギリ波に対するUltrasaw効果の強さと音の揺れをコントロールし、サウンドに厚みを加えます。Metalizerは、三角波を折りたたむウェーブフォールディング・エフェクトをかけ、独自の金属的な音色を生み出します。

オシレーターミキサーでは、サブオシレーターやノイズジェネレーターを含むさまざまなオシレーターソースをブレンドできます。

シンセ界のレジェンド、Yves Usson (イヴ・ウッソン) が考案したSteiner-Parkerフィルターは、その大胆でアグレッシブなサウンドと幅広い音色を誇り、高いレゾナンス設定でも音ヤセが比較的少ないことで知られています。Bruteファクターを使用すれば、フィルター内でオーバードライブをかけることができます。

MiniBrute Vでは2つのフルADSR (アタック、ディケイ、サステイン、リリース) エンベロープが使用可能で、1つはフィルター、もう1つはボリューム (アンプ) をコントロールします。フィルターエンベロープは、矩形波のパルス幅とMetalizerの深さを変調するようにルーティングすることもできます。

LFO1の波形には、サイン波、三角波、ノコギリ波、矩形波、ランダムステップ、ランダムグライドがあります。モジュレーションの深さは、PWM & Metalizer、ピッチ、フィルター、アンプの4つの出力先に対してバイポーラで調整できます。つまり、例えばピッチを上げながらフィルターのカットオフを下げていくようなスロープをかけるなど、クリエイティブなモジュレーションが可能です。LFO2はビブラートをコントロールし、トリルアップ、トリルダウン、サイン波モジュレーションの3モードがあり、周期を調整できます。

モジュレーションホイールの効果のかかり先やピッチベンドの範囲、グライド (ポルタメント) 量を設定できます。

MiniBrute Vのクラシックなアルペジエイターは、オクターブレンジやプレイモードをはじめ、グルーヴを瞬時に変化させるスウィングなど、充実した機能を内蔵しています。

演奏中に生き生きとしたピッチベンドを加えたり、Modホイールでカットオフやビブラート、LFOの深さなど主要なモジュレーションに即座にアクセスしたりすることができます。

ピッチ、カットオフ、ゲイン、エンベロープなどのディスパーション (ボイス間でのバラつき) レベルを調整できます。MiniBrute Vのサウンドを、経年変化によるさまざまな状態にシミュレートでき、アナログ回路の予測不可能なキャラクターを再現できます。

MiniBrute Vのエフェクトパネルには、4つのエフェクトスロットと最大17種類のパワフルなエフェクトが用意されており、そのサウンドパワーはオリジナルハードウェアをはるかに超えています。